消防設備工事・電気工事・消防設備点検およびメンテナンス業務などを行う、株式会社オーディーイーのブログ担当堤です。
今回のテーマは『今日からできる！日頃から備える火災予防』についてです。
消防設備士は、建物に備えられた消防設備の設計・施工・点検・整備を行う専門職です。
建物の安全を「仕組み」と「管理」の両面から守るのが消防設備士の仕事です。
消防設備の点検は消防設備士にしかできない専門的な仕事です。
一方で、建物を所有・管理している人（オーナーや大家さん）でも、「火災予防の意識」と「基本的な知識」を持つことで
安全性を大きく高めることができます。
今回は、専門的な資格を持っていない方でも実践できるお役立ちポイントを２つ紹介します。
■避難経路・非常口を“日常的に使える状態”に保つ
火災時にもっとも重要なのは「逃げ道の確保」です。
よくある問題は、避難通路に荷物を置く、非常口を施錠していること。
・ 廊下や階段に私物や自転車、家具などを置かない
・ 非常口が常に開放できるか確認する
・ 夜間に照明が点くか、誘導灯が切れていないかをチェックする
「逃げ道が安全に確保されているか」は、所有者や管理者の大事な責任です。
万が一事故が起きた場合、管理不備として責任を問われることもあります。
■建物の“防火管理体制”を意識する
資格がなくても、消防法に基づいた管理体制を意識することが大切です。
・ テナントや入居者に「火気厳禁」「電気機器の使用ルール」を伝える
・ 共用部にゴミや可燃物を溜めない
・ 年に１回程度は、消防署や業者による「防火点検」を依頼する
特に古い建物や飲食店が入る物件では、電気配線やガス機器の劣化が原因で火災が起こることがあります。
資格者に点検を依頼しつつ、オーナー自身が意識を高めて日常的な管理を行うことが大切です。
■日常の防火意識と専門家との連携が大切
消防設備士は、法律に基づいて消防設備を「確実に動く状態」に保つ専門家です。
火災を最小限に防ぐためにも、消防設備士による定期的な点検は欠かせませんが、建物の所有者や管理者が日頃からできる「身近な防火対策」や「日常点検」も大きな力になります。
１．避難経路の確保
２．防火管理体制の意識と協力
こういった内容に日頃から気を付けることで、火災予防につながります。
消防設備士の専門知識と、オーナー・管理者の継続的な防災意識が合わさることで、建物の安全性はより確かなものになります。
専門的な資格を持っていなくても、「日常の確認」と「安全意識」で火災を防ぐ力は十分にあります。
消防設備士に定期的な点検を依頼しつつ、普段の管理で「自分でできる防火対策」を続けることが最も大切です。
■まとめ
専門家として、「何も起きない毎日」を影から支えているのが「消防設備士」です。
こうしたやりがいのある仕事の一歩をオーディーイーの仲間として共に踏み出しませんか？
現在、オーディーイーでは消防設備士の新メンバーを募集中です。
資格をお持ちの方はもちろん、これから取得を目指す方の応募も歓迎しています。
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