消防設備士の仕事内容とは?建物の安全を守るプロの仕事

消防設備工事・電気工事・消防設備点検およびメンテナンス業務などを行う、
株式会社オーディーイーのブログ担当堤です。

今回のテーマは『消防設備士の仕事内容とは?建物の安全を守るプロの仕事』についてです。

ビルやマンション、学校、商業施設など、私たちが日常的に利用する建物には、火災や災害時に人命を守るための「消防設備」が設置されています。
これらの設備が正しく機能するためには、日々の点検と管理が欠かせません。
その役割を担っているのが「消防設備士」です。
普段は目立たない存在ですが、建物の安全を陰で支える重要な専門職といえます。
ここでは、消防設備士の主な仕事内容を3つの観点から紹介します。

■消防設備の点検・メンテナンス
消防設備士の基本的な業務は、建物に設置されている消防設備の定期点検とメンテナンスです。対象となるのは、火災報知器、スプリンクラー、誘導灯、非常ベル、避難器具など多岐にわたります。
点検は大きく分けて2点があり、その結果は所轄の消防署へ報告します。
・機器点検:機器の見た目や動作を確認する点検(年2回)
・総合点検:実際に作動させる点検(年1回)
現場では劣化や不具合が見つかることも多く、異常を早期に発見し、修繕へつなげることが人命を守る第一歩となります。
点検は法律で義務付けられているため、正確かつ丁寧な作業が求められます。

■設備の工事・改修
消防設備士は、点検だけでなく新しい設備の「設置」や「改修工事」にも携わります。
建物の新築時やリニューアルの際には、設計図面を基にスプリンクラーや非常放送設備、消火設備などを正しく配置・施工します。
また、法改正や建物の用途変更に伴い、既存設備の追加や交換が必要になるケースもあります。設置工事は電気・配管など多くの専門分野と連携しながら進めるため、現場でのチームワークと段取り力が重要です。
安全基準を満たし、確実に作動する設備を作り上げるこの業務は、大きな責任とやりがいを伴います。

■書類作成と行政対応
消防設備士の仕事は現場作業だけではありません。
点検や工事の後には、報告書や届け出など、消防署へ提出する書類作成業務が必須です。
内容に不備があると再提出になることもあるため、正確さが求められます。
また、消防署の立入検査や指導の際には、管理者やオーナーと行政の橋渡し役として対応する場面もあります。現
場とデスクワークの両方をこなす、バランスの取れた業務内容が特徴です。

■まとめ
消防設備士の仕事は、「点検・メンテナンス」「工事・改修」「書類・行政対応」という3つの柱を中心に成り立っています。
法令に基づいた知識や技術力、現場での柔軟な対応力、そして正確な事務処理能力が求められる、専門性の高い職業です。
普段は目立たない存在ですが、火災時に設備が確実に作動するかどうかは、消防設備士の日々の業務にかかっています。
人々の暮らしと安心を支える、まさに「縁の下の力持ち」といえる仕事です。
消防設備士の仕事に少しでも興味を持った方は、ぜひ私たち株式会社オーディーイー の仲間として、安全を支えるプロフェッショナルを目指してみませんか?
詳しくは、採用エントリーページをご覧ください。

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